2024-08-25(日) やまゆり体験セーリングご報告 :

 

当日体験②は都合中止となりました。

運航時の気・海象 : 晴れ、夕刻一時小雨、南寄りの風 5〜10m、波 0.7〜0.9m  S/9〜10sec、ウネリ 0.5m SE/9〜10sec、海流 0.5kt NE、潮流 微弱(小潮)、体感気温 28〜33度、海水温 28度、気圧 1011〜1010hPa、視程 18〜25km、湿度平均 80%、月齢 20.7

(小潮)、日の入り 1819時

 

◉  1航海目 乗船者 : 大人 11人、 学童 10人、幼児 2人、 計 23人、全て非会員

江の島出港 : 1108時 江の島帰港 : 1220時

前回航海中終始威勢のいいソーラン節が印象に残ったハレノヒ保育園の園児と保護者の方が、再度、乗船されました。

港口を出ると風は南寄り5〜7mでしたがかなりの波、ウネリが有り、 ロール、ピッチを繰り返しながら暫く機走にてSEに向け沖出ししました。

沖出し後ジブ、ミズンを上げ東に向け帆走。

1145時頃稲村ヶ崎沖で反転、江の島裏手前でセールを下ろし、帰路につきました。

荒れ模様の体験セーリングになり、船酔いを堪えていた乗船の皆さんが多少いたかもしれません。聞き及んでいるところでは、当保育園では保護者を含め日頃頻繁に野外活動を行なっているとのこと、心身共に鍛えられているそうで船酔いにも強かったかもしれません。

 

◉ 2航海目 乗船者 : 大人 7人、クルー親族ゲスト含む

江の島出港 : 1503時 江の島帰港 : 1602時

南の風が6〜9mに上がる中、港口から稲村ヶ崎の沖迄、縦揺れ、横揺れ、ヨーイングに堪えながら機走にて沖合に向ける。

ジブとミズンを上げ東に向かう。

由比ヶ浜沖で西に方向転換し、江の島の裏近くまで帆走。

更に東に再び方向転換し、七里ヶ浜沖から幾許か風が落ちた中、左舷クォーターリーの風と追い波を受け機帆走にて港口に戻る。

 

◉ 3航海目(サンセットクルーズ) 乗船者 : 大人 20人、すべて非会員

港口より暫くの間機走で沖合に。

充分沖出し後、ジブ(1ポイントリーフ)、ミズンを上げ、サンセットクルーズでは定番になった葉山LH近傍に目標を定め、東に向け帆走開始。

台風10号対策か?当海面に普段沢山有る漁具のアバ(浮子)が余り見当たらない。それはそれでクルーの神経は休まるのですが。

葉山LH手前でタック反転、幾分風が落ち加減となりジブはリーフを解き、100%張りに。

日没にタイミングを合わせながら江の島裏沖目掛けて西航。

江の島上空の黒雲を気にしながら更に低くなる太陽(実際はほぼ雲に遮られている)を追います。土砂降りは杞憂でしたが、極短時間小雨が降りました。

江の島の裏近くでは航海灯点灯、ジブ下ろし、デッドスロー漂泊とし、雲間に折よく沈みゆく太陽の日差しを拝むことが出来ました。

帰路では防波堤灯台より大分遅く点灯する江の島灯台(シーキャンドル)にも火が入り、周囲の暗さは4/8ワッチに就く夜航海の始まりの様な雰囲気となりました。

江の島着桟後、乗船の皆様からご満足であった旨の言葉を戴き、クルー一同大変労われました。

 

エピソード :

サンセットクルーズでは多くの乗船者の皆さんが旧客船・日本丸に関わっていたとか。

当時コーラスグループで活躍された面々が、帆走中力強い見事な合唱を披露してくれました。クルーからは大きな拍手とアンコールが!

 

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2024-09-07(土) やまゆり例会(葉山新港寄港) ご報告 :

例会乗船者 : 正会員 6人、 賛助会員 2人、非会員 3人、 計 大人11人

運航時の気・海象 : 晴れ、南寄りの風 3.5m〜6.5m、波 0.5m S/7sec、ウネリ 0.2m S/SE 6sec、海流 0.4kt SW/NW、潮流 微弱、総じて海面大変穏やか、気圧 1014→1012hPa、視程 28〜29km、気温 29度、海水温 27度、湿度 76〜82%、月齢 4.0、

中潮、満潮 0704/1850、干潮 0045/1242、日の入り 1800時

 

◉ 往航 :江の島出港 : 1005時

目的寄港地 : 葉山新港(岩壁バース)

七里ヶ浜沖でフルセールスとし、南寄りの風3.5〜4.5mをほぼアビームに受けゆったりと葉山方向めがけて帆走。

海面穏やかで乗船の皆様おおいにリラックスされていたご様子。

七里ヶ浜沖から葉山方向への直航コースは稲村ヶ崎沖、逗子マリーナ沖、大崎沖と相当の沖合でも浅場が連続し、注意すべき海域です。

葉山新港手前で1100時方向に衝突コースに入ったディンギーが暫くコースを変えずに近づき、クルー全員回避体制を取りましたが、次の瞬間シーマーチンに乗った髭男をスポットしました….何と髭男はクルーメンバーのFさんでした!

大方のクルーはFさんが逗子・葉山で従前から時折ディンギーに乗っていることは承知しておりましたが、まさかの斯様な出迎えにHappy Surprise!

葉山新港入港、made fast 1130時。

1330時帰船とし、大方の皆さんが上陸、昼食に。

 

◉ 復航 :葉山新港出港 : 1338時

葉山新港より機走にて沖出しし、フルセールにて江の島方向に帆走開始。

6m前後の南の風をほぼアビームに受け7ノット近く迄船速上り、乗船者のお一人の言葉を借りればあっと言う間にもう江の島が目の前に!

これでは帰港時刻が早すぎると、江の島裏まで足を延ばそうとしますが、防波堤白灯台近くではレース・練習のディンギーが輻輳し、江の島裏に到着する迄にはタックしたり機帆走したりで大分手間取りました。

江の島帰港、着桟 1503時

 

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2024-09-08(日) やまゆり体験セーリングご報告 :

 

参加クルー : 岡田、日高、池谷、渡辺、村山、舟川、平尾、河村、尾川

 

当日午後の天候が崩れるという懸念も当初有り、運航上の効率も勘案し、更に乗船希望者に同意を戴いた結果、都合1000時と1130時出港の2航海実施となりました。

 

運航時の気・海象 : 晴れ、南寄りの風 3〜6m、波 0.4m S/6sec、ウネリ 0.2m S/6sec、海流 0.2kt/W、潮流 微弱、海面気温 28度、海水温 27度、気圧 1013〜1012hPa、視程 22〜26km、湿度 77〜79%、月齢 5.0 (中潮)、満/干潮 0750、1915/0123、1304時、日の入り 1759時

 

◉ 1航海目

乗船者 : 大人 6人、全て非会員

江の島出港 : 0957時

七里ヶ浜沖でフルセール展帆し、柔らかな南風を受け、穏やかな海面をゆったりと東に帆走。

稲村ヶ崎沖でタック、180度方向転換して江の島に向かう。

江の島裏の景色を観て戴いてからジブ下ろし、機帆走とし、帰港・着桟 1105時。

 

◉ 2航海目 乗船者 : 大人 12人、全て非会員

由比ヶ浜沖でフルセールとし、10人程の横浜・泉区在住のグループより裕次郎灯台(葉山LH)に向けて欲しいとの希望が船上で有り、同LHを暫定目標とし東に向かう。

同グループは年恰好が似た面々で、中には40フィートのクルザー経験者やタンカー乗船歴が有る方もおられました。

船長からヘルムスを促されると、件の往年のタンカー乗りさんは、すかさず大きな声でhard aport、 hard astarboard、hard aport, Sir とラットを握りながら操舵号令を発せられました。身体に染み込んだ記憶か、思わずビシッと背筋が伸び反応してしまったのは私だけだったでしょうか。

更に東に向かうとレース中の多数のディンギーが南北方向に長く展開し、行く手を阻まれました。皆様には状況を納得して戴きヘルムスは乗船者に託したまま、船長指導の下ゆっくりタック・反転、江の島に引き返しました。

風は概ね安定して吹き海上は穏やかで、短時間ではありましたが楽しげな会話が飛び交って、満足なセーリングになったと思います。

江の島帰港・着桟 1237時。

 

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先月末は、様々な場面で台風10号の動きに翻弄されましたが、やっと天候が落ち着きイベントも順調に催行されています。

海上で初秋の風を満喫できるやまゆりセーリングに是非お出かけください!